ご存知ない方も多いと思いますので、今回はノロウィルスやウィルス性胃腸炎についてまとめていきたいと思います。
ここの情報を参考にしていただき、感染をしないように予防に努めましょう。
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胃腸炎の種類と症状
そもそもウィルス性胃腸炎とはなんでしょうか?
学校でも、幼稚園や保育園でもよく聞く言葉となっていますが不明な点も多いですよね。
ウィルス性胃腸炎とは、ウィルスの感染によって胃腸に炎症を引き起こす疾患であり、下痢や嘔吐がその主症状となっている病気です。
ウィルス性胃腸炎のウィルスには4の種類があります。
あなたの聞いたことがある名前も含まれている思いますが、ロタウィルス、ノロウィルス、アデノウィルス、アストロウィルスでそれぞれに発生時期や症状が異なることになりますね。
基本的に小児のウィルス性胃腸炎はロタウィルスが多くなっており、大人の倍はノロウィルスの感染者が多いと言われていますね。
ロタウィルス
幼児に多いウイルス性胃腸炎で感染すると、嘔吐から発熱、そして下痢へと症状が移行をします。
発熱は半日~一日、発症の初期に見られますがそこまで高熱にはなりません。
ロタウイルスに感染した人の便は、白いのが特徴で「白色便下痢症」とも呼ばれます。
ノロウィルス
ただし、感染者の中にはお腹のちょっとした違和感程度しか感じない方もいる一方、強烈な吐き気や下痢を短時間で繰り返す方もいたりと個人差が激しい病気となっています。
アデノウィルス
アデノウイルスは、かぜ(上気道炎)胃腸炎、結膜炎、膀胱炎、股関節炎など、様々な症状をおこすウイルスですが、一番感染するとやっかいな病気となっています。
その理由はアデノウィルスの型は50種類以上もあるため、免疫がつきにくく、何回も感染しますし、その中の1つの型がロタウィルスと似たような症状を引き起こす場合があるからです。
アストロウィルス
アストロウイルスにかかると嘔気を突然に感じて、嘔吐したり下痢をしたりします。
それが数日間ほど続いた後に終わります。
他にも発熱をしたり、身体のけいれんや脳症、まれに呼吸器の異常などの症状があらわれることもありますが、ノロウイルスやロタウイルスに比べると症状が軽いことからあまり名前は知られていませんね。
以上の4つがウィルス性胃腸炎もしくは感染性胃腸炎と呼ばれる病気となっています。
各胃腸炎の特徴としては、潜伏期間が1~5日以内と短く、感染をするとすぐに症状が出てくるため家族の1人が感染をすると家族みんなが感染をするのはこのためです。
もちろん感染をすると小学校や幼稚園、保育園は出席停止となりますが下痢と嘔吐などの症状が消失をしていれば学校や幼稚園へ行っても良いです。
詳しくは病院の先生に聞くのが一番早いと思います。
ウィルス性胃腸炎の時の食事と薬
ウィルス性胃腸炎の時に食事を食べる気にもならないと思いますし、食べたとしてもすぐに嘔吐や下痢で出てしまうでしょう。
下痢や嘔吐で出ることは、体の中から悪いウィルスと出そうとしている体の機能の働きなので悪いことではないため、それは放っておきましょう。
食事は全部出ることになりますので、食べられたら食べればよいですし、無理ならば食べずに水分だけはしっかりと摂りましょう。
水だけよりもスポーツドリンクなどをゆっくりとちびちびと飲むほうが良いですね。
病院へ行っても下痢と止めるような薬はあまりでません。
体の中から出そうとしている大事な働きを止めることはしないため、ビオフェルミンなどの整腸剤が出る程度となります。
うつる原因
ウィルス性胃腸炎がうつる原因は、いろいろとあるのですが感染経路としては病原体であるウィルスが付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)と汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。
また、ノロウィルスに感染をしている患者の嘔吐などから空気中に舞うウィルスを吸うことにより感染をする空気感染もありますね。
いずれもウィルス性胃腸炎に感染をする可能性があるため注意をしなければなりません。
感染経路も多く、ウィルスは目に見えないため防ぎようがない部分もあるのが正直なところですね。
予防の方法
一番有効性の高い方法は「手洗い」「うがい」になりますね。
やはり、ここが一番のポイントになってくるのは正直なところです。
指輪や時計も外して30秒以上しっかりとあらいましょう。
また、日ごろから体が元気な状態にしておくと免疫機能で感染しにくくなりますので健康の維持に努めることも重要です。
最後に2次感染を防ぐためにもウィルス性胃腸炎に感染をしている人の嘔吐物などには基本は近づない。
もし、処理をする必要があるならばマスクをして空気をできるだけ吸わないようにして、処理後は手洗いを徹底しましょう。
ウィルス性胃腸炎は秋から徐々に出てきて、冬に猛威をふるう病気となりますので1~3月は特に注意をしたい病気といえますね。