しかし、この恵方巻きを食べる由来や意味について知らない人も多いと思いますので、2月3日の節分の日にどうして恵方巻を食べるのか?また、食べる意味について書いていきましょう。
由来を知ればさらに節分が楽しいものになるはずです。
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節分に恵方巻を食べる由来
そもそも恵方巻の起源や発祥については諸説がいろいろとあるので定かではないといわれています。
その中には有力な情報もありますので紹介をしていきたいと思います。
実は恵方巻が始まったのは関西が発祥ではないかと言われています。
そもそも始まりは江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街です。
節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったと言われており、花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り食べたことが始まりだといわれていますね。
最初は恵方巻きという名前ではなく、巻きずしの見た目から「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようですが、1989年にセブンイレブンが広島県で太巻き寿司を売り出しました。
その巻きずしの名前を「恵方巻き」として売り出したころから巻き寿司の名前は「恵方巻き」と名付けられたといわれています。
この販売方法で一気に太巻き寿司は恵方巻きという名前で知られるようになったことからコンビニだけではなく、デパート、スーパーマーケットなどで一気に売られるようになり今では2月3日の節分には恵方巻と食べるものというのは定着をしたといわれています。
恵方巻の食べ方と意味
恵方巻きを一本まるごと食べる理由としては、1本丸ごと食べることにより商売繁盛や幸福が訪れますようにという願いが込められていることからという意味があるといわれています。
途中で話をしたり、食べることことを辞めてしまうとその運を逃すこととなるため、恵方巻きを一本まるごと食べることで幸福を手に入れようという考えがもととなっているといわれています。
毎年方角は変わるのですが、その方向を向いて黙って食べる意味はそのような願いが込められているということになりますね。
節分作る恵方巻きの具材
私は海鮮巻きやサラダ巻きがすきでいつも食べているのですが恵方巻きの考えからするとどうやら違うようです。
恵方巻きの具材は「これを入れなければならない」という決まりはないのですが、縁起を担ぐためにも7種類の材料を入れると良いと言われています。
どうして7種類が良いのかというと商売繁盛や無病息災を願って「七福神」のちなんだものと言われていますね。
太巻き寿司に7種類の具材を入れることで太巻きの中に「福(七福神)を巻き込む」という語呂合わせから考えられているようです。
決まりはないのですが昔からよく入っている7種類の具材としては、
かんぴょう、きゅうり、しいたけ、伊達巻、ウナギ(アナゴ)、桜でんぶ、高野豆腐となっており、最近ではきゅうりの代わりにレタスやウナギの代わりにカニカマなどが入っておりバリエーションも豊富です。
個人的には「福を巻き込む」という語呂合わせが好きなのですが、今は太巻き寿司の中身はなんでもよく恵方巻きとして食べていればよいのかなと思いますね。
太巻きの中身が厳密に決まっているわけではないので自宅で作る際にもあまり気にしなくても良いと思います。
レシピの紹介を見ていると、中には焼き肉を入れたり、海老のてんぷら一本丸めて入れるなどの方法もありますので各家庭でお好きな作り方をしましょう。
節分の恵方巻きを食べる方向
実は毎年方向が変わっているので、2018年はどっち?昨年2017がどこだったっけ?なんて悩むことも多いと思いますので紹介をしていきましょう。
参考記事→恵方巻き2018年の方角はどこ?
2018年の方向は南南東となります。
食べる方向を向く意味はそちらに神様がいると考えられており、神様に商売繁盛や幸福を願うために恵方巻きは食べるものでした。
しかし、神様は毎年同じ向きにおらず方向を変えてしまいますので毎年食べる方向が変わると言われていますね。
そんな方向ですが、実は4方向がその年によって異なっているだけ何です。
ちなみに2019年は東北東、2020年は西南西となっています。
なぜこんな先まで節分で恵方巻きを食べる方向が決まっているのかというと、恵方巻きを食べる方向は西暦の最後の数字で食べる方角が決まっているからです。
簡単にまとめると、
・4,9は東北東
・0,5は西南西
・1,3,6,8は南南東
・2,7は北北西
こんな風に決まっていますので覚えておけば、今年はどっちの方向だったかな?ということもなくなりますので覚えておきましょうね。