ゴディバ(godiva)といえばだれもが知っている高級チョコレートとなっていますね。
多くの百貨店にも入っており、上質なチョコ、高級なチョコレートといえばゴディバというイメージが強いのですが、そもそもゴディバってどこのお店?
先駆者的なイメージがあるけれども、実際はどうなの?
などいろいろ気になることも多いと思いますので、チョコレートのゴディバについていろいろと書いていきたいと思います。
スポンサーリンク
目次
ゴディバとは?
では、ゴディバとはいったいどんな会社なのでしょうか?
ゴディバの正式名称は「ゴディバ・ショコラティエ(Godiva Chocolatier)と言います。
チョコレートで有名なベルギーのメーかーだと思っていたのですが、
実はトルコの食品企業・ウルケル(英語版)の子会社であり、ベルギーのチョコレートメーカーでもあるんです。
元々はベルギーで創業しており、ベルギー王室の御用達のお店としても有名ですが、現在はウルケル・グループの傘下にありますね。
今ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどにおいて、チョコレートや関連商品の販売を行っており世界的にも人気のあるチョコレートのお店となっています。
名前の由来は?
ゴディバというのはなぜでしょうか?
GODIBAという名前はイングランドの伝説に出てくるゴダイヴァ夫人(Lady Godiva)に由来しているといわれています。
ゴディバのロゴマークも、ゴダイヴァ夫人の有名な伝説にのっとり、馬に乗った裸の女性であが象徴となっています。
知らない方はお店で探してみましょう。
ゴダイヴァ夫人の英語の発音は「ゴダイヴァ」というのが近いのですが、フランス語での発音は「ゴディヴァ」に近くなります。
そのためベルギーのチョコレートメーカーとブランド名として、日本語での表記と発音は「ゴディバ」とすることが多くなっており、日本ではゴディバとして浸透をしているということになります。
歴史は?
ジョセフ・ドラップスが「ショコラトリー・ドラップス」をブリュッセルにて1926年に設立をしたのが始まりといわれています。
その後の1956年に社名を「ゴディバ」に変更し、販売店をグランプラス広場に開業。
1958年にはパリのサントノーレ通りに販売店を開いて国外進出を果たしていますね。
アジアには、1972年に東京日本橋三越に第1号店をオープンして日本にゴディバが進出をしてきました。
1998年には香港、2009年に台湾、シンガポール、中国に、2010年トルコと拡大をしていたのですが、
2007年12月に経営戦略の違いから今のトルコの企業であるユルドゥス・ホールディングス(同国最大の食品企業「ウルケル・グループ」の親会社)が買収することになっています。
日本でもゴディバの扱いは?
ちなみに日本ではゴディバジャパンが輸入、販売を行っていますね。
日本での歴史も長く、1972年(昭和47年)に日本橋三越に第1号店をオープンさせてから店舗は年々増えています。
2014年の時点で約250店舗を構えておりそのうちの百貨店に入居する127店舗は日本国内の販売開始以来契約している片岡物産が運営しています。
主に百貨店に系列にはほとんど入っており、日本での高級チョコレートといえばゴディバという地位を見事に築いているといえますね。
ゴディバはチョコレートを購入するというイメージが強いですが、店舗によってはチョコレートアイスやドリンク、コーヒー、アイスクリームなどもいろいろと販売をしていますしアウトレットにも参入をしてきています。
特にバレンタインにも定番のチョコレートで義理から本命まで幅広く使えるという点でも人気を集めています。
私も今年のバレンタインに限定のものをいただきましたのでホワイトデーにゴディバのチョコレートを返そうと思っています。
ちなみに、2018年にゴディバが「義理チョコはやめよう」という広告を打ち話題になりました。
半ば義務化された風習に一石投じた形となっています。
ゴディバのチョコレートの値段が高い理由
ここまでゴディバの沿革や歴史について書いてきましたので本題のゴディバのチョコレートが高級と言われている理由について書いていきましょう。
チョコレートの値段はそれぞれとなっており1粒10円のものから高いものだと1000円を超える高級なチョコレートまであります。
「食べれば一緒なのでは?」
とついつい思ってしまいますが、根本にチョコレートの違いがあることがわかっていますので紹介をしていきましょう。
最近はチョコレートもいろいろな販売戦略があり、高級なチョコレートはプレゼントはもちろんですが、ご褒美チョコ、プレゼントになど常に売れるようになっています。
例えば。ゴディバは5粒入りが2160円で高級宝飾ブランドのブルガリは、なんと2粒3500円と驚くほど高い値段ででています。
安い理由は植物油?
そこには秘密があり、安いチョコレーとには植物油が入っています。
何気なく食べている安い普通のチョコレートには本来入れるべきカカオバターは入っていません。
その代わりに植物油が使われているから安いと言われています。
スーパーで売られている一般的な板チョコは、5~10%の植物油が含まれていることが多いため、ひと箱200円程度で購入が可能となっています。
また、安い理由は大量に同じ製法で機械を使って製造をするため安易に誰でも作ることができるという点になりますね。
しかし、この植物油が入っているチョコレートが一番人の口に合うと言われていますね。
食べ慣れているというのも大きな理由になっていると思われます。
輸送費と生産コストの違い
スーパーなどに売っているようなチョコレートと高級なチョコレートとは輸送のコストと生産のコストがどうしても違います。
例えば、チョコレートのベースとなるカカオ豆の相場は季節は時期によっても異なります。
しかし、相場は大体1kg当たり350円程度だといわれておりそれを購入するとなった場合には安いチョコレートでも高級チョコレートでも値段の大きな差はありません。
ただし、購入をする手間に大きな違いがあります。
安いチョコ | 高級チョコ |
・買い付けはメーカーが数万トン単位。
・輸送は船 ・工場で大量生産 ・包装は機械で一斉にして、箱は安価なもの。 |
・個人がカカオ豆を購入する。
・飛行機で運ぶ ・手作りにこだわる ・包装もコストがかかっている |
こんな風にカカオ豆自体の価格は違ってもそこからの生産工程や裏でかかっているコストの違いが大きな影響を与えると言われています。
実際に先ほどのブルガリの1粒1750円のチョコレートは専属のショコラティエが1粒ずつ丁寧に作り上げているということになりますね。
ゴディバの価格が高いまとめ
ゴディバは高級チョコレートの代名詞ですが、ほかにも高いチョコレートは世の中にたくさんあります。
その値段が高い理由は職人やゴディバの「こだわり」という点が一番大きな理由ですね。
たしかに一番人気のゴディバのチョコレートであるゴールドコレクションは高めです。
一番安価なものでも1080円となっており、2粒のチョコレートと3枚の小さめの板チョコ。
正直、高いですがそんなものなのでしょうね。