大人も子ども関係なく感染をするやっかいな病気となっていますね。
そんなインフルエンザを症状が出たときに和らげる方法としてはタミフルやリレンザなどのインフルエンザの症状を飲ませることになるのですが、子供に飲ませると禁断症状がでてしまったりすることもありますのでできれば「飲みたくない」と思う方もいると思います。
そこで、インフルエンザに感染をした子供がタミフルを飲まないで完治させることができるのか?について書いていきましょう。
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目次
症状と原因
その前にインフルエンザの症状と原因について書いていきましょう。
インフルエンザの症状が突発的な高熱で元気だった子供が急に38℃や39℃といった高熱を出す傾向にあり、そのまましばらくは高熱が続きます。
他にも、頭痛、筋肉痛、関節痛、強い悪寒などの症状が現れ、気管支炎や肺炎の症状を引き起こすことにもなります。
もちろん普通の風の症状であるのどの痛み、鼻汁、咳などの症状も引き起こすこととなりますね。
原因がインフルエンザウィルスに感染をすることで、すでにインフルエンザに感染をしている人の咳やくしゃみなどによって飛沫をすることから感染をしたり、飛沫で手や物品に付着し、そこから間接的に感染することもあります。
インフルエンザは自然治癒が可能なのか?
インフルエンザに子供が感染をすると、しんどそうなわが子の姿をみてかわいそうとおもいますし、少しでも楽にしてあげたいと思い小児科でタミフルやリレンザなどの薬を小児科で処方してもらうのが一般的ですが、そもそもインフルエンザの症状が出ているときに薬を飲まなかった場合にはどうなるのでしょうか?
結論から言うと、「タミフルなどの抗ウィルス剤は使わなくても、多くの場合は治癒をする」病気です。
元気な成人や子供でも小学生くらいになっている場合でインフルエンザの症状が軽い場合は飲まなくても大丈夫だといわれています。
そもそも、タミフルなどを服用することの狙いはインフルエンザウィルスの増殖を防いで、重篤化する可能性のあるインフルエンザ脳症などの合併症を防ぐために服用をすると考えましょう。
間違っている認識としてタミフルやリレンザなどの薬を服用してもインフルエンザの症状を緩和する効果もないですし、解熱する期間は半日から1日程度短くなるだけです。
あくまでもインフルエンザに感染した後の合併症を防ぐために服用すると認識をしておきたいですね。
タミフルによる副作用
気になることが、タミフルを飲むことによる副作用があるために自然治癒をしたいと思っている方もいると思います。
これは2005年にタミフルを服用していた患者2名が異常行動を起こし転落などをした事件で、ほかにも複数の異常行動が報告されているため10歳以上の子供には慎重に使うべきだといわれています。
しかし、タミフルを飲んでいるために異常行動を誰もが起こしているかといわれるとそうではなく、インフルエンザで高熱を出しているために異常行動を起こしてる可能性もあります。
つまり、異常行動がインフルエンザでの症状なのか?タミフルの副作用なのか?の判断は誰にもつけられません。
タミフルを服用すると異常行動が出るから飲まないで自然治癒をするという方法もありですがそもそもインフルエンザ発症後はしばらく目を離さないで注意をしておくという点が大事だということです。
タミフルを飲まない時の対処法
インフルエンザには感染しているけれども。タミフルを飲まないと決めたときの対処の方法について書いていきましょう。
そもそも体には感染症などと戦うための機能として免疫機能と呼ばれる働きをもっているため自然治癒が可能となっています。
その時も対処法をまとめておきますので、実践してください。
・自宅で寝るなどをして安静にする。
・睡眠をしっかりとるようにする。
・脱水の症状を防ぐためにこまめに水分補給をする。
・熱を和らげるために、首、脇の下、太ももの付け根などを冷やす。
・汗をかくことが大事なので、しっかりと温めて汗をかいたら着替える。
・室内を加湿して、新たなウィルスの侵入や繁殖を防ぐ。(合併症予防のため)
・食事が取れるならば消化の良いものを食べる。
普通の風邪とあまり変わりませんが、この辺りを意識してあげてください。
ただし、インフルエンザの症状で異常行動をする可能性もありますので目を離さないことは最も重要となります。
予防の方法
そもそもインフルエンザに感染をしなければ、タミフルのことや体調を整える方法などを考えなくてもよくなります。
特に大事なことは、インフルエンザに感染しないための予防となりますので、その方法について書いていきましょう。
予防接種
もちろん予防接種をしたから100%防げるわけではないのですが、予防にはなります。
ワクチンの効果は5か月程度しかもちませんので計画的にうけましょう。
手洗い、手指の消毒、うがい
予防の中でも一番大事なことは、手洗いと手指の消毒になります。
その意味はウィルスの侵入をする機会を減らすという目的が主で、物理的に除去するためのは最も効果の高い方法だと言われていますね。
流水、石鹸できれいに手を洗ってそのままアルコールで消毒などをすると効果も高いです。
また、うがいでのどに付着をしているウィルスを外に出すことができます。
帰宅時には水で構いませんので必ずうがいをするようにしましょう。
マスクをして過ごす
これもインフルエンザに感染をしないためには大事なことです。
外出時に空気感染を防ぐ目的となりますね。
もちろんマスクでは効果は薄いですが、予防の1つとしては効果はありますので外出時や病院へ行くなどの用事があるときには日ごろから気を付けましょう。
タミフルを飲まない時のまとめ
子供がインフルエンザに感染した場合に保護者は適切な知識で対応をしなければなりません。
タミフルで異常行動が出るのではなく、インフルエンザに感染をしたために出る可能性もありますし、飲まなくても治るのですがそもそもタミフルやリレンザを飲む目的は合併症を防ぐためなのです。
また、タミフルなどの薬を飲まないと決めたからといっても病院に行かなくても良いということにはなりませんので、インフルエンザの症状を子供が訴えているならばまずは病院へ受診をしてからタミフルを飲まないということを相談しましょう。