母の日にカーネーションを贈るのはなぜ?由来と意味について

母の日といえば父の日に並ぶイベントとなっており、なかなか日ごろ言えない母へ感謝の気持ちを伝える日となっています。

そんな母の日の定番といえばカーネーションと贈ることなのですが、そもそもカーネーションを贈るようになったのはなぜなのでしょうか?

また、母の日の由来は?

こんな風に母の日について知らないことも多いので、ここでは母の日について書いていきたいと思います。

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母の日とは?

母の日とは?

まずは辞書で調べてみましょう。

すると「日ごろの母の苦労をいたわり、母への感謝の気持ちを表す日」というように書かれています。

言葉の通りで「いつも頑張ってくれているお母さんに感謝の気持ちを伝えよう」という日ということになりますね。

日本だけではなくアメリカでも5月の第二日曜日に祝うことを基本としていますが、国によって祝う日や祝い方にも違いがあります。

例えば、スペインだったら5月の第一日曜日、北欧のスウェーデンでは5月の最後の日曜日など違いがありますね。

ちなみに2018年の母の日は5月13日の日曜日が母の日と定められています。

由来と起源は?

そんな母の日ですが、そもそもなぜ始まったのでしょうか?

ちなみに母の日の一番最初はアメリカで始まったと言われています。

アメリカにアンナヴィージャスという女性がいました。

その女性に母がいたのですが、1905年の5月9日に亡くなりました。

アンナさんは自分を苦労して育ててくれた母親に敬愛をしており、その母を敬う気持ちを母が亡くなった後も残しておきたいという気持ちを持っていたことから母親のための祝日を設ける運動をしたのです。

その後アンナさんはボランティア団体「Mothers Day Work Club」と呼ばれる組織を発足。

軍隊の駐屯地であるウェストバージニア州にあった軍隊の駐屯地で「チフス」や「はしか」が流行をしたのですが、そのケガや病気で苦しむすべての兵士に救いの手を差し伸べたのです。

その後アンさんは1905年5月9日に亡くなったのです。

そんな偉大な母であるアンナさんの「母の日の祝日をもうける運動」は賛同者の広がっていき、アメリカ全土に拡大をしていきました。

その結果1914年にアメリカ連邦議会が5月の第二日曜日を母の日にするとうう法律を可決し、翌年の1915年に法律が施行をされたのが始まりとされています。

日本での始まり

母の日の由来には国によっていろいろとあるのですが、日本の場合をお伝えしていきましょう。

始まりが約100年前になります。

1913年に青山学院で、母の日礼拝が行われました。

アンナ・ジャービスから青山学院にメッセージが届き、当時青山学院にいた女性宣教師たちの熱心な働きかけで、日本で「母の日」が定着していくきっかけとなったとされています。

その後、大日本連合婦人会と呼ばれる組織が1931年に発足をされ、同組織は皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日(地久節)を「母の日」としましたが、普及はせずそのままの流れで進んでしまいました。

しかし、1949年にアメリカにならって5月の第二日曜日に行われるようになり、そこから普及をするようになったのです。

ちなみにあまり知られてはいませんが5月5日のこどもの日は子供の健やかな成長を願い日と思われがちです。

しかし、国民の祝日に関する法律第2条によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」が趣旨となっていることから子供の日も母に感謝をしなければ本来はならないのです。

カーネーションを贈る理由

母の日といえばカーネーションを贈る日というイメージが根強く残っていますが、そもそも母の日にカーネーションを贈るようになったのはなぜなのでしょうか?

ちなみに父の日にも定番として花を贈ることとしっていますか?

こちらの「父の日に花を贈るのはいつ?父の日の由来とおすすめのギフト」を参考にしていただくと、父の日に贈るべき花もわかると思います。

では、なぜカーネーションを贈るのでしょうか?

その詳細について書いていきましょう。

カーネーションを贈る理由

実はカーネーションを贈る最初の始まりが白いカーネーションだったと言われています。

先ほどの起源となったアンナさんはフィラデルフィアの教会で亡き母を追悼するために白いカーネーションを祭壇に飾り、出席者に配りました。

白いカーネーションを贈った理由は亡き母のアンナさんがとても好きな花だったからですね。

それ以降は

・母が元気ならば「赤いカーネーション」」

・母が亡くなってしまったら「白いカーネーション」

しかし、こんな風な区別をすることも難しいですし、母親がいない子どもへの配慮も含めて「赤いカーネーションを贈る」ということが一般化したと言われています。

もちろん、母の日といえば基本は赤いカーネーションとなっていますが、ほかのものでも構いません。

中には、カラフルなカーネーションの花束を贈る人もいますので、基本は母へ日ごろからの感謝の気持ちを込めて贈るためのカーネーションを贈っていると思っておきましょう。

カーネーションの花言葉

カーネーションを贈る由来についてはわかっていただけたかと思いますが、カーネーションの意味についても書いていきましょう。

まず、カーネーションの意味は「女性の愛、感覚、感動、純粋な愛情」という意味になってます。

また、カーネーションの色によっても花言葉はことなっています。

・赤いカーネーションは「母の愛、愛を信じる、熱烈な愛」

・ピンクのカーネーションは「感謝、上品、気品、暖かい心、美しい仕草」

・紫のカーネーションは「誇り、気品」

・青いカーネーションは「永遠の幸福」

このようにいろいな意味がありますので、自分のお母さんにあっているピッタリの色を贈ってみてはいかがでしょうか?

もちろん花束にしても良いと思いますよ。

母の日に避けたほうが良いカーネーション

しかし、どんな色のカーネーションでもよいわけではなく避けるべきカーネーションの色もありますので注意をしましょう。

例えば、黄色は避けるほうが良いでしょう。

黄色のカーネーションには「嫉妬、美、軽蔑、愛情の揺らぎ」などあまり母の日にはふさわしくない言葉が含まれていますので気を付けなければなりません。

意味がネガティブなので避けるほうが無難です。

白いカーネーションには「尊敬、純潔の愛、愛の拒絶」という意味がありあまり悪くはないのですが、白いカーネーションの基本スタンスは亡くなった母に贈る花となっていますので元気なお母さんには避けるほうが良いでしょう。

他の花を贈っても良いの?

もちろん母の日の基本は「お母さんに感謝の気持ちを込めて伝える」ということになりますので、カーネーション以外の花でも問題はありません。

例えば、あじさいは「辛抱強い愛情」という意味がありますし、バラならば赤は「情熱」、ピンクは「上品」などの意味も込められています。

こんな風に他のは花でもよい意味を持っている花ならばお母さんに贈っても問題がないと思いますのでおすすめですね。

母の日にカーネーションを贈るまとめ

いかがでしょうか?

母の日は日ごろ伝えられていない母に感謝の気持ちを込める日となっているのですがカーネーションを贈るには理由がありました。

そんな意味をしって今年は母に感謝の気持ちをこめて渡してみると良いのではないでしょうか?

きっと喜んでくれると思いますよ。

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